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紅葉に染まる
古都京都の歴史に触れる

Travel
Feb 2.2024

京都

1000年以上の歴史を持つ古都京都。海外からの観光客は相変わらず多く、世界からも注目を集める街の一つ。今回は日本人なら誰もが訪れるであろうこの街の中でも特に主要なスポットと言える清水寺を起点に様々な寺社を巡りながら、秋の終わりを感じていく。

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10:00

清水の参道を歩く

駐車場に車を停めてまず向かうのは清水寺。坂道を登りながら目的地を目指していく。この日は平日だったけど、修学旅行生や外国人観光客でかなり賑わっていた。清水寺は、私たち自身修学旅行などで何度も足を運んだ場所で、もう来ることはないし今見てもなぁ…と正直消極的だったが、久しぶりに行くと修学旅行の思い出がフラッシュバックしたり、坂の上からの景色や参道の軒並みが京都らしくて美しかったり、何度も足を止めては写真撮ったり、旅開始序盤からかなり充実した。
寄り道しながら徒歩30分
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10:30

清水寺正門

3歩進んでは写真を撮ってを繰り返し、駐車場から30分ほど歩いた頃、清水寺の正門である仁王門が顔を出した。この日はやや霧が立ち込めていて、奥に掠れて見える三重塔が幻想的で美しかった。ほとんどの木は枯れていたけど少しだけ紅葉も見れ、建造物の赤色と調和していく様もまた美しい。

清水寺は平成の大改装を終え、本来の色鮮やかな表情を取り戻している。
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参道から1時間。いろんな景色に道草を食いながらやっと本堂に辿り着いた。そう清水の舞台がある場所だ。出迎えてくれるのは大きな屋根とそこから立ち込める線香の煙。反対側には秋色に色づいた東山と微かに子安塔も見える。
紅葉も終盤。枯れた木も目立つが、季節の変わり目を感じれる美しい山並み。
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清水の舞台でよく見る斜めのアングルの写真をよく見るが、実物を見にいくといろんな角度で舞台を見れるから面白い。

清水寺仁王門
〒605-0862
京都府京都市東山区清水1丁目294

徒歩30分
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11:30

子安塔の前で分かれ道を見つけた

子安塔に向かう途中で分かれ道を見つけた。こっちは清水寺の敷地外らしいが吸い込まれるように歩いて行った。少し歩くとあたりは鬱蒼と木々が生い茂っていて、先程まで観光客でごった返していたのが嘘のよう。
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そして清水寺から10分ほど歩いた閑静な場所にあったのは、清閑寺と言うお寺だった。清水寺には何度も訪れていたはずなのに、近くにこんな場所があったなんて、、、訪れた人にしか気づけない些細な事もいっぱいあるんだなぁと感じる。

清閑寺は『平家物語』の悲恋で知られる高倉天皇と小督局ゆかりの寺院で、昔は清水寺に並ぶ大寺院だったそう。今はアクセスのしにくさなどから、閑静な寺院になっている。

清閑寺
〒605-0922
京都府京都市東山区清閑寺歌ノ中山町3

徒歩30分
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12:00

清水寺に戻ってきて子安塔と音羽の滝へ

清閑寺で道草を食った後は舞台から見えていた子安塔に。ここは清水の舞台が正面から見れるスポットで人も少なく穴場だった。
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階段を降りて少し歩くと音羽の滝が見えてくる。ここは清水寺という名前の由来にもなった滝。滝の前でみんな並んでいる情景を修学旅行の時も見た記憶を鮮明に覚えている。
徒歩30分
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13:00

ここで腹ごしらえを

清水寺から産寧坂を抜け向かった先は清水吉晴庵という大正時代の蔵を改装した蕎麦屋さん。平日の13時でも少し並んで入るほど、この辺りでは有名な蕎麦屋でスムーズにいくなら予約必須。
徒歩10分
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14:00

食後は甘味処へ

吉晴庵から次なる目的地へ向かっていた途中にお団子屋さんを見つけた。こちらは抹茶とみたらし団子が美味しいお店で、甘い匂いに誘われついついお店の中へ…

藤菜美 高台寺店
〒605-0825
京都府京都市東山区下河原町463番地28

徒歩10分
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14:40

高台寺

次に向かったのは豊臣秀吉によって建設された高台寺。高台寺では秋になると紅葉が美しく、私たちが訪れた12月上旬も多くの方で賑わっていた。(夜になるとライトアップもあったり。)
敷地面積が広く階段を登ると茶室や竹藪も大きな庭の中に建物が点在しているので、庭を回遊して巡りながら、いろんな角度で秋を感じた。
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池や石灯籠に落ちた紅葉が秋の終わりをつげる。この情景を観れるのは次の秋になるのだろう。
徒歩20分
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16:00

建仁寺

この旅最後に訪れたのは京都最古の禅寺、建仁寺。ここでは歴史ある作品も多く展示されていて、今でもよく見る風神雷神も建仁寺のもの。
また様々な特徴の庭を見ることができる。歴史ある禅寺ということもあり、建仁寺には3つの庭が点在し、その一つ一つで作成された意図が違う。写真の庭園は大雄苑(だいおうえん)と呼ばれ昭和15年に活躍した作庭家・加藤熊吉に作成されたもの。かつては儀式を行う場所として使われていたことから白砂の庭となっている。
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潮音庭(ちょうおんてい)は先ほど伺った高台寺の庭園を修復した北山安夫によって作られた庭。写真のように秋になると紅葉が美しい、日本を代表する庭園の一つになっている。潮音庭4方の廊下を巡りながら観賞する庭で、中央に置かれたサイズ違いの石が特徴的。
目玉はそれだけではない。平成14年に小泉淳作によって描かれた双龍図は圧巻の一言。夕方の黄金色の日差しの中で少し目を凝らすと二つの龍がこちらを睨んでいることが伺える。
創建800年を記念して天井に描かれた絵は何と1年以上かかったというかなり大作。
大雄苑や双龍図も建設されてかなり月日が経って作られたもので、建仁寺は歴史ある情景を残しつつ、常に新しく変わり続ける寺院でもある。次来た時には違う景色が見れるのかも知れない。
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